装具

 

入院して数日後、リハビリ室で杖を使って歩行練習をしました。
この頃は、杖をついてなんとか歩けるくらいになっていました。

 

「良くなっても今後は杖をついて歩くようになるのかな・・・」

 

そう本気で思っていました。

 

でも・・・

 

さらに数日後、杖がなくてもなんとか歩けるようになります。

 

ただ、若干ですが
右足の外側(右足の小指側)から足裏が地に着いているようです。
もちろん無意識にです。

 

なんでも、これが当たり前の歩き方になると
長い時間、長い距離を歩けば、すごく疲れてくるそうです。

 

なので「装具」を付けた方がいいかもしれないと言われました。
右足に装具を付けて、正しく足裏が地に着けるようにと・・・

 

「杖をつかずに歩けるようになったけど、装具を付けるようになるのか」

 

そう思っていました・・・

 

ある時、担当のリハビリの先生(理学療法士)が

 

「本当に若干なので悩みます。他の先生たちにも見てもらいましょう」

 

と言い出し、20名以上の理学療法士の前で歩かされました。
ちょうど娘が見舞いに来たところだったので娘も見ています。

 

恥ずかしいったらありゃしない!
とても「モデルになった気分だ♪」なんて気にならない。
決めポーズもする気にならない。(はぁ?)

 

結局、大勢の意見で
「今はまだ装具を付けなくてもいいんじゃないか」となりました。

 

・・・

 

その後のリハビリで、右足の着き方は良くなったようで
装具を付ける必要性は全く無くなりました。

 

以前のように生足で歩けるようになりました。